SILVER MOUNTAIN OPENING CONCERT
澤 和樹(Vn)& 蓼沼恵美子(Pf)クリスマス・スペシャル Program
ドヴォルザーク:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ ト長調 Op.100
ドビュッシー:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
マスネ:タイースの瞑想曲、 エルガー:愛の挨拶
クライスラー:ベートーヴェンの主題によるロンディーノ
ドヴォルザーク:わが母が教え給いし歌、 ポルディーニ:踊る人形
ブラームス:ハンガリア舞曲 No.17、 シューベルト:アヴェ・マリア
ヴォーン=ウィリアムズ:グリーンスリーヴスによる幻想曲
バルトーク:ルーマニア舞曲
日 時:2013年12月25日(Wed) 開場:18:00 開演:18:30
会 場:シルバーマウンテン2F(洗足学園音楽大学溝口キャンパス)
〒川崎市高津区久本2-3-1 :溝ノ口駅駅南口下車徒歩8分
演奏者の略歴:澤和樹:1955年1月5日生まれ、和歌山市出身、ヴァイオリニスト
夫人はピアニスト蓼沼恵美子。
経歴:ヴァイオリンを印野揚造,東儀祐二,吉永清子,鷲見三郎,兎束龍夫に師事。
15歳、第23回全日本学生音楽コンクール全国大会中学生の部第1位。和歌山県
立桐蔭高等学校、東京芸術大学に学ぶ。海野義雄に師事。
1974年、第43回日本音楽コンクール第3位、1975年、東京シティ・フィルハー
モニック管弦楽団のコンサートマスター就任、東京芸術大学大学院、ロン=
ティボー国際コンクール第4位、ヴィエニアフスキ国際ヴァイオリン・コンクー
ル第6位。1978年、NHK交響楽団のコンサートマスターに就任、ボルドー音楽
祭で金メダル受賞。1979年,同大学院修了、安宅賞受賞。
ロンドン留学,1980年,文化庁芸術家在外研究員ロンドンへ、ジョージ・パウ
ク、ベラ・カトーナに師事。同年、蓼沼恵美子と結婚、ロンン留学も一緒。
1983年、ミュンヘン国際音楽コンクール・ヴァイオリンとピアノのデュオ部
門夫人と第3位。
1984年帰国、東京芸術大学音楽学部器楽科専任講師、ソリスト、室内楽奏者
として本格的な演奏活動開始。1985年4月、同助教授。1989年、再度文部省在
外研究員として英国王立音楽院へ。ロンドン留学中、アマデウス弦楽四重奏
団のメンバーとの出会いにより、1991年、澤クァルテット結成。1992年以降、
アマデウス弦楽四重奏団メンバーと「アンサンブル・アマデウス」として演
奏会開催。現在、東京弦楽合奏団主宰。東京芸術大学教授。英国王立音楽院
名誉会員。響ホール室内合奏団ミュージックアドヴァイザー。千里フィルハー
モニア大阪常任指揮者。フォーバルスカラシップ・ストラディヴァリウス・
コンクール審査委員。
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「芸術は美の創造と鑑賞の術」と言われる。鑑賞もまた追創造である。
遠藤先生、今年87歳と言うのに若々しく、参加者の誰よりも声に張りがあり、行動も
機敏であった。音楽に対する教養豊かな参加者にとって今回のコンサートは相当な
感激であったようだ。遠藤先生、公演が終わると列に並び3枚もCDを購入されていた。
近々、著書 『鳳仙花 評伝 洪蘭坡』の韓国語版が出版の予定。
小川のせせらぎにも、草の葉のそよぎにも、耳を傾ければそこに音楽がある
ジョージ・ゴードン・バイロン
受け入れる心になるまでは、音楽も意味のない騒音にすぎない
モーツァルト
私は音楽を考えるだけでなく、それに触れることを必要としている
イゴール・ストラヴィンスキー
ピアノは妙技を発揮するだけの楽器ではなく、音楽の存在と接触するひとつの
手段である フランシス・プーランク
モーツァルトの音楽を聴くと、まるで私自身が良い事をしたような気がする。
チャイコフスキー
音楽とは、知恵よりも哲学よりも、更に高度の啓示である。
ベートーヴェン
耳に聞こえるメロディは美しい。だが聴こえないメロディはさらに美しい
ジョン・キーツ
音楽はその本質からして、感情、態度、自然現象ほか いかなるものも表現しな
えない。 ストラヴィンスキー
芸術とは、自然が人間に映ったものです。大事なことは、鏡を磨くことです。
ロダン
ゲスト:
NO 名 前 備 考
1 関谷 泰子 高校教師・物理・元防衛庁職員
2 大脇 準一郎 地球市民機構副理事長, NPO未来構想戦略フォーラム代表
3 浅井 桂子 (株)グローバルグリーン取締役
4 花 里聡明 ベンチャービジネ戦略研究会 代表幹事
5 まほろば 薫 歌 人
6 山 下 英次 大阪市立大学名誉教授/国際経済学
7 金 昌煥 コリア・ツデイ国際局長
8 徳田 明子 NGOスタッフ
9 遠藤 喜美子 声楽家・高齢者福祉を考える会代表
10 大竹 孝子 国立オリンピッック青少年センター研修協力科英語指導員
※ 今やベートーベンの「第九」が花盛り、人類は歩一歩と一家族世界へと近づいている。
今年も12月31日午後8時、NHK総合で放映。 動画一覧
※
Re:芸術と平和
日本、アジア、世界の未来を構想し、平和な世界創造に献身される皆様、
いよいよ年の瀬も迫り、整理のご多忙のことと思います。
先日、リチャード・ウオーカー氏(元駐韓大使)の論文をご紹介しました。
その結びに「平和は追究すべき唯一のゴールではないかもしれない。それは唯一
のゴールですらなく、またスペクトルの一端にある極点でもない。むしろそれは
人間の行為の中で先に達成されたほかの価値を反映したものではないのか。平和
はつかの間の、また固定した状況として追究されえないし、単なる快楽は永続す
る、得心のゆくゴールではあり得ない。むしろ幸福のように、平和は、他のゴー
ルが達成された後に人類の満足感として訪れるものである。」と述べているよう
に、平和はただ念仏を唱えたり、反戦、反核を叫ぶことによって自動的に訪れる
もので無いと思います。
「Mr. 国連」こと、R.ミュラー氏が生前、「ネットワーク」の詩で述べているよ
うに、ネットワークこそ平和創造の重要な要素であると思います。
芸術はその中でも最も重要なチャネルの1つである。
87歳にして60代の女性も及ばない、元気かくしゃくな遠藤先生の感性の豊か
に脱帽です。先生の得られた感動の輪が広がることを祈念して皆様にもお送り
します。 それでは良いお年を!
大脇 準一郎 拝
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From: junowaki <junowaki@able.ocn.ne.jp>
To: "endo kimiko" <endo.kimiko@khc.biglobe.ne.jp>
Date: Mon, 30 Dec 2013 08:02:02 +0900
Subject: Re[2]: Re:クリスマスコンサート写真送付
遠藤先生、先生のメールこそ感動いたしました。
「芸術とは、自然が人間に映ったものです。大事なことは、鏡を磨くことです」
正に、ロダンのこのことばは、先生の体験された境地を述べたものです。
改めて先生の音楽に対する教養の深さ、美的センスの高さに感銘しました。
小生も古希を越えて、最近人生の深さ、この宇宙に生かされている万物の素朴
な姿に感動を覚えることが多くなりました。
外見は人はほとんど同じに見えますが、住む心の世界は千差万別です。
教育者森信三先生が「教育とは心田を耕すことだ」とおしゃっていますが、
お会いしてお話をすればするほど、魅力的な方が時々いらっしゃいます。それは
その人が高く、深く、広い、そして清い詩的心情の世界に、誘ってくださるから
です。
小生、哲学を学んだとき、いくつか感動的な体験がありますが、その1つが認
識論を学んでいた時のことです。「認識とは照合である」という発見です。
カントは「人間が先験的に持っている思惟の範疇(理性の形式)に従って、外
部から来る感覚的要素が認識されるようになる」と言っており、唯物弁証法は、
「客観的事物のみが内容と形式を備えており、人間の意識内に形成された思惟形
式は、単に物資的要素である存在形式が反映された映像に過ぎない」と言ってい
ます。
しかし認識の実相は、「人間自体が外界の全てを認識できる内容と形式を潜在
的に備えているので、外界の内容と形式との照合が認識である」と言うことです。
この意味することは「猫に小判」と言うように、人間のみに与えれた無限の驚
くべき可能性で、正に「人生は、この宝をを磨く一生である」ということです。
偉大なる聖人、義人は、どのような環境をも自分を育てる肥料として吸収し、
輝く人格を築いた人々です。環境に対して不平を言い、人に責任を転嫁して、暗
い人生を歩む人は、自分自らを傷つけていることを知らない、哀れむべき人です。
今回ボランティア精神の溢れる音楽愛好の姉妹のお手伝いをして、先生のよう
に感動してくださる方と出会う契機が出来たことを嬉しく思います。
イエスのⅠ切れのパン種が、5000人もの群衆を養ったという奇跡を思い起こしま
す。
来年も人の心に感動の種を播くお手伝いが出来ることが希望であり、歓喜で
す。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
* 私は福祉活動をしているのではありません。私にとって大切なのは、群衆
としての人々ではなく、個々の魂なのです。
* 私は、あなたの世話をし、出来ればもう一人世話をするだけです。
* 神がお与えになるものは何でも受け取り、またあなたから取り去られるも
のは、何でも差しあげ、かもの恵みが確かにあなたのうちに働くようになさ
い。まことの聖性とは、神のみ心のままを、心の微笑みをもって生きること
です。
* 人は不合理 非理論 利己的です 気にすることなく人を愛しなさい。
あなたが 善を行うと 利己的な目的でそれをしたと言われるでしょう。
気にすることなく善を行いなさい。目的を達しようとする時 邪魔立てす
る人に出会うでしょう。気にすることなくやりとげなさい。善い行いをし
ても おそらく次の日には忘れ去られるでしょう。気にすることなくし続
けなさい。あなたの正直さと誠実さとがあなたを傷つけるでしょう。気に
することなく 正直で誠実であり続けなさい。あなたの作り上げたものが、
壊されるでしょう。 気にすることなく 作り続けなさ い。助けた相手
から 恩知らずの仕打ちを受けるでしょう。気にすることなく 助け続け
なさい。 あなたの中の最良のものを世に与え続けなさい 蹴り落とされ
るかもしれません。それでも気にすることなく 最良のものを与え続けな
さい。
* 人生は愛すること、そして、愛されることの喜びそのものです。 愛は
「与えること」で、一番良く表現されうるのです。そして、いま学びにあ
るあなた方は、この「与えること」が痛むまで「与えること」を学ぶので
す。何故ならば、これこそが本当の愛の証だからです。(上智社会福祉専
門学校・創立25周年記念誌へのメッセージより)
* 飽くことなく与え続けて下さい。しかし、 残り物を与えないで下さい。
痛みを感じるまでに、自分が傷つくほどに与えつくして下さい。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
学生時代「万有引力は数式で表現できるが、なぜ円運動をしなければならな
いのか?」と授業の後、物理の先生にお聞きしたことがあります。白髪の髪を
なでながら先生は、「小学生のような疑問に答えられないのが物理学だ」とお答
えになったのが忘れられません。今は「なぜ万物は公転のみならず、自転をする
のか?」ニュートンのリンゴのように素朴な疑問から宇宙の神秘の扉が開けるよ
うに感じています。
それでは来年もさらに良きとしてありますように!
大脇準一郎 拝
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※遠藤喜美子先生の『洪蘭坡評伝』の紹介はこちら
クリスマス・スペシャルコンサートの様子はこちら
「イダ・ヘンデル ヴァイオリンコンサート」の様子
『君の心で花は咲く』被災地の友に贈る李承信192の詩
「カルチャー・エッセイ」李 承信
「美について 」 一色 宏 『美の実学』より
『美の実学』紹介
On Fri, 27 Dec 2013 20:45:39 +0900
"endo kimiko" <endo.kimiko@khc.biglobe.ne.jp> wrote:
大脇準一郎先生,
メールを感謝をもつて拝読いたしました。
クリスマス・スペシャルコンサートは近年に稀な見事なお二人の演奏でした。
「音楽による啓示を受ける」とは正にあの夜の体験でした。その貴重な時間は現
在、過去となり、すでに戻りません。
が、しかし幸にも締切りをあきらめていたわたくしに、宮本さまからメールで同
じお誘いがあつたのです。
至高のクリスマス・プレゼントを、人さまより、また音楽よりクリスマスの夜に
いただきました。私は音楽を聴きながら無上の歓喜を全身で感じ、感動で無重力
の宇宙を浮遊しているような崇高な気持ちに充たされました。素晴らし機会を与
えていただきました。有難うございました。
神様に感謝を捧げます。 遠藤喜美子
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大脇準一郎 研究室 〒181-0001三鷹市井の頭2-26-35ー120
E-mail; junowaki@able.ocn.ne.jp Tel&Fax: 0422-26-7980
S:080-3350-0021 W:070-6476-0076 Skype:junowak
大脇提言:http://www.owaki.info/
家族の近況:http://www.owaki.info/owakirireki/family/koki/ed.html
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