牧野 光 履歴書   PDF  Excel   




  国際農業アカデミー 学院長(予定) 牧野 光 氏 紹介 

 本学初代学院長に就任予定の牧野 光氏(1941年生)について、農業分野に関わる現在までの実績を
 下記に記す。

 ◇ 大学で土づくりのきほんとなる土壌微生物学を専攻
                   
牧野氏は鳥取大学農学部総合農学科に入学、土壌微生物学を専攻し、野菜園芸・果樹園芸を始めとして
家畜飼育と環境中の微生物の密接な相関関係について、フィールドワークを通して実践的な知識を習得
するに至る。

 ◇ 遠山正瑛博士と出会い沙漠緑化を志す。

 その後同大学農学専攻科(後の大学院修士課程)に進学し、世界的な沙漠緑化の第一人者である遠山
正瑛博士に師事することになる。この時、遠山博士の下で沙漠緑化の研究活動を開始することになり、
結果的にこれが現在まで続くライフワークとなる。沙漠緑化の具体的実践としては、中国領内のクプチ砂漠に
て300万本のポプラ植林による緑化ポロジェクトに加わり、これを実現させた。

 ◇ 執筆業務を経て再び沙漠緑化プロジェクトに参加。

 その後、「現代文明と地球の沙漠化」、「自然と人間の調和」を一環としたテーマに、様々な執筆活動を経
るが、1986年、遠山正瑛博士の設立した「中国沙漠開発日本協力隊」の活動に参加し、日本国内よりクズの
種子を集め、中国黄河上流の黄土高原の緑化作戦を行う。

また、2006年からは遠山正瑛博士のご子息である鳥取大学元助教授の遠山柾雄博士とモンゴJレを訪問
し、翌年からはウランバートル郊外で植林活動を行い、この後も、遠山柾雄博士と共に現地農業大学の
学生に沙漠緑化を実技指漕し、後進の育成にも尽力した。 この献身的な活勤に対して、中国内蒙古科
技大学より、「内蒙古科技大学名誉教授」の称号を贈られる。

 ◇ 国際交流と企業活動。
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 2010年、中国内蒙古のクブチ砂漢・恩閣貝にて植林活動を行い、同所の遠山正瑛博士を顕彰した中国
政府設立「遠山正瑛記念館」にて、世界沙漠緑化宣言を発表し、世界の沙漠国による”世界沙漢サミット″
の開設を提案した。この他にも、国立大学法人九州大学で農学研究院受託研究員を務め、微生物の農業
利用を事業の柱とする九州大学内ベンチャー記巻化第1号企業の代表取締役社長に就任した。その他、
各種法人における学術顧問就任は多数。 現在は、遠山正瑛博士の沙漠緑化の活動を引き続いてて推進する特定非営利活動法人グリーンハット
インターナショナルの理事長を務めている。