石川 自然 (曺) 博士 (チョ・チャヨン)プロフィール
石川 自然 博士
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日韓国人医師会会長・内科小児科医師
国際情報医療センター館長
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1944年韓国江原道春川市生まれ。高麗大学入学、
1965年昭和大学医学部入学、
1976年米国ウイスコンシン州立大学循環器科助教授
1978年仁荷大学、高麗大学他客員教授、昭和大学教授、
1981年昭和大学医学賞受賞、1983年日本心臓財団賞受賞
2000年韓国川崎病研究所所長,2003年同善病院内科小児科
2004年韓国大統領より木蓮賞受賞、日韓川崎病協力、
2007年在日韓国人医師会会長、在日韓国人学校校医、
駐韓日本大使館功労賞受賞


「新生児心疾患診療の手びき」

WilliamB.Strong ,MaxD.Miller
石川自然訳
韓国在留日本人の相談引き受け
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 10年ぶりに活動再開した「在日韓国人医師会」会長に
 韓日で医療救護に尽力する韓国人がいる。曺自然さん、62歳だ。
 1964年、高麗大(韓国)の医学部在学中、日本に留学。昭和大学で学び、日本で医師
免許を取得した。 韓日両国で医療活動を展開している 。

 現在は、都内の病院で医師として勤務する傍ら、韓国では高麗大など複数の大学で教壇
に立つ。 専門は小児循環器の疾患。滞在中は、韓国在留の日本人に医療相談を行っている。
言葉の壁や異なる 医療体制に不安を覚える日本人は多い。
 韓国では漢字の使用が極端に減り、病院案内の冊子はハングルのみで書かれている。
コミュニケーション どころか、視覚からも意味を理解できないのが現状だという。
 患者の状態に合わせ、受け入れ先の病院を手配したり、通訳をしたりするが、緊急患者
(日本人旅行者) を日本の病院に移送したケースもある。
 2005年には、こうした韓国在留の日本人や観光客への医療救護活動を続けた功績が
認められ、 「駐韓日本大使表彰」を受けた。「何も特別なことではない。私にできることを
やっただけ」 今年2007年2月には、10年ぶりに活動を再開した「在日韓国人医師会」の
会長に選出され、また一つ仕事が 増えた。「医師としてますます責任の重さを感じる。
今後は、日本語がわからない韓国人のために医療 活動を展開したい」 曺さんの奮闘は
まだまだ続く。(統一日報)

 大阪】豊能郡豊能町立ふれあい文化センターは22日、同センターで国際化時代における
医療と人権をテーマ にシンポジウムを開いた。「社会格差」「医療難民」「環境難民」について、
在日韓国人医師会会長で 小児心臓外科医の曺自然さん、龍谷大学講師で韓国ハングル学会
日本関西支会会長の金里博さんらが報告した。  (2008.2.27 民団新聞)
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 第20回人権問題シンポジウム    「医療と人権について」開催!
2月22日(金)、「第二十回人権問題シンポジウム」を、ふれあい文化センターで
約40名のご参加を得て開催しました。

昨年来、日本でも医師不足、救急医療体制などが問題になりました。今回のシンポジウムで
は、グローバル化時代における社会的弱者が最も影響を受けやすい深刻な問題である「社会
格差」「医療難民」「環境難民」問題から人権問題までを広く話をしていただきました。
講師は・石川(曺)自然(チョチャヨン)先生「韓国在留日本人の相談引き受け10年、小児心臓
外科医師で韓国・日本で医療活動を展開している医学博士で在日韓国人医師会会長」

新会長の曺自然氏
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 在日韓国人医師会(金慶培会長)は17日、都内のホテルで再建総会を開き、約10年ぶりに
活動を再開した。新会長には韓国と日本で小児科医療に携わる曺自然氏(62)=が就任した。
総会には大韓医師協会の文太俊名誉会長が出席した。同医師会は58年の創立。72年には
在日韓国人医師会と改称し、当時の大韓医学協会の海外特別支部として認定された。韓国
政府も特例で会員の医師国家試験免許状の取得を後押した。会員は一時、300人を超えた
ことも。だが、96年に特例制度の一部が見直しされてからは会員の組織離れが目立っていた。
曺会長は「世代交代、グローバル時代に見合った活動をしていきたい」と、在日医師会の活性
化に自信を見せている。(2007.2.21 民団新聞)

 曹会長は毎日数多くの老人医療施設で往診をする多忙な日々を送っている。

国際情報医療センター 2013.2.11 埼玉県皆野町訪問 詳細はこちら
  
         写 真 の 説 明
1、 朴槿惠(カラー写真)

 私が最初、朴槿惠さんに会ったのは、1998年1月24日、寺田大使(駐韓日本大使)
の招待で大使の官邸の新年会でありました。

 1997年から日本大使館日本人会の患者を診ていた関係上、毎年参加しておりました。
世界各国の大使を含め、関連者達が集まり食事をしながら2、3時間ゆっくり談笑をし、
関係を深める会でありました。寺田大使を含めて大使館関係者の紹介で自然な形で朴さ
んを紹介され、日本の医療制度、待遇のことをいろいろと質問され、私の日常の医師の
生活について話をしました。その時朴さんの印象としては非常に古典的な女性らしい気
品を持っていると感じました。

 現代韓国女性に見られる、いわゆるでしゃばる感じのTypeではありませんでした。特に
ソウルに住んでいる日本人達の医療の診療内容について話をした時は、初めて接するこ
とらしく、大変な関心を示しました。それから数回、別な会でお会いする度に色々質問
された覚えがあります。



 朴さんのひとつの特徴は質問を差し出し、真剣に聞く方でありました。一度は私が在日
韓国人商工会に連載しておりました架け橋にQ&Aの医療相談の記事の医療を送ったこ
ともあります。





2、朴正熙大統領(白黒写真、左から3人目)
 偶然というか不思議なことに私の亡くなられた父、曺圭鎬氏は1965年民団の代表と
共に朴槿惠さんの父親, 朴正熙大統領に会いに青瓦台を訪問しております。私も選挙で
1票を入れ、朴さんを応援しましたが、その日朝鮮TVにインタビューを頼まれ「次の大統
領は韓国が世界化に一層力を持てるよう努力してほしい」と強調しました。


石川(曹 圭鎬・(ソン キュウホウ)会長: 安田金属株式会社代表取締役会長(建築)、
               在日韓国人商工会副会長、在日大韓民国民団墨田区団長



“全ての患者は平等”…日本で医術韓流”

                曺自然在日韓国人医師会長

 「人類愛が先です。医師が備えなければならない第1番目の徳目は、人間に対す
る愛情です。自らの心から湧き出る医術を施さなければなりません。人種や国、
言語が違っても、全ての患者を平等に対するべきです。」 

 曺自然(70歳)在日韓国人医師会会長は、「自然の治癒力を手助けするのみで
あって、決して全て医師が治すのではない」、また「医師ならばすべからく、地
球上の人々は全てが貴いことを肝に銘じなければならない」と語る。

 曺会長は東日本大震災の現地に、日本人医師たちよりも早く急行し、博愛の医
術を実践した医師である。在日韓国人医師会の会員の中で、ボランティアに立ち
上がった25人の同僚医師たちを引率し、福島において2か月半の間滞在して、負
傷者を治療した。医師4人を一班として編成し、14か所の避難所を巡回しながら、
1日に700人余りの患者を診療した。

 彼の善行が知られるようになると、「小京都」と呼ばれる秩父市(地名・漢字
が不明)は、住民たちの居住地移動によって廃校となった学校の校舎を、在日韓
国人医師会に寄贈し、彼らの被災地ボランティア活動を支援しようと動き出した。

曺会長は建てられてから100年を越える木造建物の趣きを生かそうと、ここに
国際交流医療資料室を設置し、所蔵していた本4万冊を置いた。在日韓国
人医師会の本部をここに移転し、医療相談室と障害者のための施設を造り、4月
23日に開場、医術韓流を展開する計画だ。

 「将来、統一韓国時代を迎えようと思えば、在日同胞の力量を適切に活用しな
ければなりません。日本の右傾化や北朝鮮の3回目の核実験など、困難な時期で
あればこそ、分裂よりも協助が重要です。互いに誹謗し合っていては、可能なこ
とも不可能になります。在日韓国人の力量を一つに集結すべき時です。」

 世界韓人医師会の副会長としても活動中の彼は、「これから韓国にもノーベル
医学賞の受賞者が出てこなければならない」とし、「世界各国の韓国人医師たち
が、更に奮起してほしい。」と語った。

 1944年(韓国)春川で生まれた彼は、高麗大学医学部に通った後、日本に渡り、
昭和医大と東京女子医科大学で学位を受けた。米国・ウィスコンシン大学卒業同
医学部副教授、日本・昭和大学医学部教授を歴任。米国・ジョンスホプキンス大
学、韓国春川市の韓林大学で講義もされた。在韓日本大使館の医療コンサルタ
ントとして携わっている時に、朴槿恵大統領と出会う機会があり、先月2月25日
の就任式に参席するため、訪韓した。(金シンゾム記者) 
    (翻訳:関口1980,早大理工資源工学科卒)
     韓国「世界日報」新聞記事  2013年3月22日
 原文はこちら
 


先日2月11日から12日秋川訪問の写真集です
  http://www.owaki.info/Ishikawa/center.html

インタネットから拾い出した主なサイト(追加)
1、フォーラム略歴: http://www.miraikoso.org/85miai/85mirai.html
 

2、江原道新聞記事 http://www.owaki.info/korea/ishikawa/ishikawa.html

3、東北震災救援ボランティア活動名取市石川自然先生:2011.4.,24
  http://www.youtube.com/watch?v=j-1peJZ0YXs

4、在日韓国人青年のボランティア活動 2012.4.18
  http://www.youtube.com/watch?v=dZ2VX_wviKc 

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石川先生は韓国を故郷に日本と米国で学び、3国の医師免許を持ち3国を自由に
往来される貴重な方です。

特に先生のボランティア精神は群を抜いています。長年の日本と韓国の旅行者の
緊急看護のボランティアシステムを構築し奉仕することはなかなか出来ることで
はありません。

駐韓日本大使館が感謝状を送ったのも当然のことでしょう。2011年の東北大震災
に当たっては韓国からの6億円の支援金をバックに、現地、宮城県名取市へ出かけ
られ、何万人も被災者の救援に当られるということもなかなか余人にできることでは
ありません。若き頃先生の奇形児に関する論文がノーべル賞候補のリストに載って
いるとのことですが何事も故郷の春川で鍛えた先生のアイススケートの強靭な体力
があるからであると思います。

日本政府は先生の震災に対するボランティア貢献に対し、埼玉県秋川郡皆野町の
廃校の校舎を提供しました。町長は今年3月廃校になる金井町の学校の有効利用
をも依頼しており、先生の溢れるボランティア精神は、少子化で衰退する日本の
地域社会に活力を与え、日本再生の原動力となることでしょう。25日、石川先生
はこのことをお話になりたいのだと思います。

日本社会から信頼され、尊敬され、また行動力、それを為す実力のある先生の役
割は、厳しい韓日関係にある今日、非常に貴重かつ重要であると思います。

NGO、NPO団体を束ねる地球市民機構の代表者の1人として先生のアドババイスを
受けながら韓日、日米を繋ぐ役割を共に果たしてゆきたいと思っています。

今、西欧科学技術文明のグローバリゼイションの津波に世界は席巻されています。
幸か不幸か日本は一早くこの波に呑まれ、特に1945年の津波には良き日本的伝統
をも根絶されました。この良き東洋的伝統を辛くも維持して居るのが韓国や中国
です。日本人の韓流ブームの底流は伝統的価値東洋の三大美徳と言われる忠・孝
・烈に対するノスタールジアでしょう。これらは世界を席巻している個人主義、
自由競争の原理とは異なる関係性の倫理観です。存在とは何か?個物であると
同時に連体の2重体であるという事実、このあたりまえのパラダイムに気がつ
くことのより、近代化の行き過ぎ、西欧文明の危機を克服し、東洋文明の再生
地球文明の新しい未来が拓かれることでしょう!

韓・日・米の3つの文明圏で生活され、三つの文化を自由・自在にこなされる
石川(曹)自然先生こそ、未来文明も主人であると先生の今後のが活躍を期待
しています。

患者に対する思いやりから来る愛(仁・慈悲・寛太さ) 打算を超えたやむに
やまれぬ自発的ボランティア 迅速に行動に移す勇気、これらが先生の活動を
輝かせています。

 以上    大脇準一郎 記